2006/05/01

TITLE:「 第十節 大宮アルディージャ 埼玉スタジアム 

Cynical Hysterie Tour
浦和2-0大宮 得点者:ワシントン・永井

この試合はレッズサポにとって記念碑的試合になった。何故なら中心部の太鼓に頼らずスタジアム中満遍なくどこからでも自主的に声があがった試合だからである。97年の画期的試み(切っ掛けは試合直前の思いつきであった感は否めないが)で否定された俺達自身の先進性だが、およそ十年経ってようやく実を結んだのである。

あぁもちろん皮肉的な意味合いで書いている。

大宮の土屋に対するブーイングは全否定しない。レッズを勝利に導く肯定的な意味もあっただろう。前半の土屋は精彩を欠き、後半発破をかけられたであろう後も積極性は出たが時折、集中力を欠くプレーもあり、なにより土屋は一度もスライディングタックルを仕掛けられなかった。土屋への精神的重圧はきっと予想以上だったのだろう。

ブーイングの大きさは安貞桓がお披露目の試合で埼スタに選手交代で入ってきたあの時の方が一発の声としてはでかかっただろう。ただ総量としては今回の方がそれを遙かに凌ぐ。今回俺が怖く感じたのは、時間が経つにつれブーイングが段々大きくなっていった事だ。それも途中から北ゴール裏中心部付近はブーイングしなくなっていたにも関わらずに。
途中からブーイングするその事自体に目的を見いだした人が多すぎた。皆が注目していたのはレッズの選手の素晴らしいプレイでもなく、懸命なディフェンスでもなく、土屋にボールが渡るか否かだけになっていた。ワンタッチでも起こるブーイング。そんな異様な状況でレッズの選手もまともな精神状態でプレー出来ただろうか?

その答えは啓太の二枚のイエローが全てを表していると思う。
一枚目は一連の流れから報復と受け取られてもおかしくない。知っての通り報復行為は事の過多を問わずレッドカードである。二枚目もタイミング的には間に合うかギリギリのものであるが、結果間に合わず明らかに足を掠っている。
多くのBlogなり掲示板の意見なりが啓太を庇っているが、どうにも俺は同調出来ない。

主審の奥谷に不平を漏らす声も聞こえるが、啓太の一枚目の時の試合の荒れようを諫め、以降大きな揉め事無くにコントロールしきった事を鑑みると、闘莉王に終盤アドバンテージを取らなかったミス(アドバンテージは主審の裁量によるもので、一概にミスとは言えないが、ファールの有った地点、奥谷の位置取り、闘莉王のポジション(そしてドフリー)からして言えば、やはりあそこはアドバンテージを採れただろう。J1主審ならばミスだろう)があったとは言え、俺自身は概ね納得はしている。

土屋へのメッセージはもう充分伝わっただろう。
次に対戦する時も同じような反応だったなら俺はきっと俺と俺の仲間に失望する。

コメント

大宮戦はある意味サッカーではなかったな。と思う。
あれが「ダービー」の雰囲気だと勘違いしている人がいたら、
考え直した方がいい。

ある程度あぁなる事は予想できた事でしたし、ブーイングに関しては俺も全否定はしません。
ただ、達也と土屋の件は試合中の「アクシデント」でもある訳です。
もちろん骨折の事実や危険なタックルであった事実は消えませんし、
試合が決した後(決まっていなくてもですが)にする行為ではないのは明白です。

去年、事が起こった後に達也はオフィシャルに、
「これ以上、土屋を誹謗中傷する行為はやめて欲しい。謝罪は受けたし自分の中でも完結している」旨の事をコメントしています。
あのブーイングの中での試合を埼スタにいた達也はどんな思いで見ていたのだろう・・・・。

こんな事を書く俺に「何情けない事を言ってんだ。ヘタレ野郎が!」
などと思う人もいるだろう。

ならば言う。

「俺はヘタレ野郎で構わないと」

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