2006/03/20

TITLE:「  第三節 サンフレッチェ広島 広島ビッグアーチ(1)  

an apology and a pretext
広島1-4浦和 得点者:アレックス・ポンテ・啓太・ワシントン(浦和)ウェズレイ(広島)

中野和也にしてみれば、読者を欺くのに雑作もない試合だったはずだ。守備の要の退場劇(それも微妙な判定)と、それ以前は一見広島の優位な試合運びに見えた二点を前面に押し出せば、そこにはタラレバが散りばめられた幸せな世界が広がる。

主審扇谷健司は決して良い笛を吹いていたとは言えないが、レッドカードが掲示された場面は、あのジニーニョの行為が得点機会阻止と受け止められたならそれもやむなしであろう。J's Goalの中野の書き方は曲解に過ぎるだろう。ファールなのは間違いない。ただ、ワシントンの体の抜け出しが半歩にしか過ぎなかったので得点機会阻止と受け取るのは如何なものか、問題はその部分であろう。

そしてその得点以降、拮抗していたゲームが浦和の一方的展開になってしまったように見えるのがもう一つの曲解に繋がる。中野曰く『ペースは広島だった』としている。そうか?そうなのか?俺の目にはあと一本、勝負のパスが決まれば浦和が決定的場面を演出できるその直前で広島が弾き返していたように映っていたが、違っていたのだろうか。広島はギリギリで踏ん張ってはいたが、それが90分保つようには見えなかった。その最初の場面がジニーニョの退場シーンってだけだろう。つまりは退場は中野の言うように試合状況を『激変』してしまった出来事なのではなく、それまでの流れから起きたもので、それがあろうと無かろうと試合の趨勢は変わらなかったと俺は感じている。

試合後の監督会見で広島の小野監督は『腰がひけた闘い方にならず、立ち向かってくれたし』としているが、一人少なくなった後もウェズレイ・佐藤寿人の二人を前線に残す選択は決して浦和の脅威にはならなかった。浦和の中盤に好き放題やらせる結果にしかならなかった。その証拠が、ワシントンのポストからヒールパスでアレックス、グラウンダーのクロスにゴール前で啓太が軽く合わせたシーンだろう。長谷部や伸二でなく啓太である。広島の小野はしぶとく好機を狙うよりは派手に玉砕する戦術を選択しただけのことである。

愚か者は常に希望を胸に抱き死んでいく。

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なぁオシム、事ある毎に浦和の名前を出すなよ。正直、もうウザイだけだよ。

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