2006/02/24

TITLE:「 禍福はあざなえる縄のごとし 

今、俺の頭の中にはかなり尊大な考えの結論めいたものがある。あまりに尊大で口にするのがはばかれるので今は言わない。ところでJリーグの観客動員数1位は二年連続アルビレックス新潟である。そしてJEF千葉は毎年低迷し続けている。

JEFの観客数を増やすにはどうしたらよいか?との問いに誰かが「魅力的なサッカーをすれば良いんじゃないですか?」とか、他の誰かが「強くなれば自然と観客は増えますよ」とか言った。果たしてこれは真実だったのだろうか?オシム大好き(でレッズ大嫌い)な武智幸徳が連呼するようにきっと今のJEFのサッカーは魅力的なのだろう。そしてここ数年の結果はナビスコのタイトルを獲得したように強豪たり得るものだと思う。しかし観客数は低迷しっぱしである。それと比較して浦和はどうであろう?最近の成績は別にするとしても、まるで勝てず下位に甘んじていた頃から観客動員数だけは立派だった。サッカーの内容は評論家総批判の彼らに言わせりゃカウンター(リアクション)サッカーしか出来ない創造性の無いものらしい。

千葉と浦和の事案、二つを加味して考えると「サッカーの成績や内容」=「観客動員数」に結びつかない事が予想される。もちろんサッカーの成績や内容を世間一般が認知するまでの時間軸のぶれが有り、今後急激にJEFの観客数が伸びる事も考えられるが、浦和と比肩する程になるとはとうてい思えない。では、何が観客数を増やしているのだろう?

それこそが、俺が先に述べた尊大な考えである。つまりはサポーターがサポーターを呼んでいるのでは無かろうか?って考えである。まぁ正直馬鹿らしいし、自分がその一角を担ってるとするならば赤面ものの意見である。もちろんクラブの成績やサッカーの質は最重要課題である。軽んじているわけではない。が、サポーターの質そのものもスタジアムの雰囲気を形成するのにかなり重要なものであることも間違いないだろう。またレッズサポ得意の自分大好き論法が始まってしまった感があるが、実際そうなんだから仕方無い。

試合は相手との力量の関係もあり、常に一定した結果は得られない。例えロナウジーニョが10人いても、その日の調子次第では負ける事だって別段不思議な事ではない。しかしサポーティングは違う。自分たちが力を出せば出すほど迫力は増し、始めて来た人や、レッズにあまり興味の無かった人にも訴える事が出来る。それはチームを勝たそうとしてする行為の副産物であるが、無視できない副産物である。

これまでの圧倒的なヴィジュアルや醸し出される一体感は奇跡のバランスの上に成り立ってきた。さて今後の俺達はそれを継続していけるのだろうか?シーズンオフだからだろうか?それとも先日のフェスタの客層の影響が強いからだろうか、とても不安である。シーズンは明日から始まる。シーズンが始まりさえすれば、周りを見渡す事によって、そんな不安は吹き飛ばせるのだろうか?花試合とは言え、いや花試合だからこそ、明日は俺達の一年間を占う大切な試合なのかも知れない。

※オシムのサッカーはマスコミが挙ってマンセーする程、実は面白くなかったりする(少し語弊があるかも知れない。言い換えるならモダンでは無いとの意)。それは実際スタジアムに足を運んで見れば実にオーソドックスなサッカーである事がわかると思う。
※日本ではリアクション=悪(もしくはつまらない)の論調で批評する輩が多いが、そんな事は無い。岡野が縦に走るだけでも脳髄が沸騰するんだよ。
2006/02/20

TITLE:「 Raise your spirits! 

今年のスローガンは『Raise your spirits!』らしい。
さてこのyourは誰を指しているのだろうか?この旗(OSCの旗にこの文言は記されている)は俺達が振るのだから、ピッチの選手達に向かって「心意気示せや!」と言い放つものなのだろうか?それともクラブが俺達に向かって「お前らやる気みせろよ」と言われているのだろうか?『ゴールで俺達を・・・』に繋がるケツの座りの悪さを感じる。

仮定の話になってしまうが、もしミスター(佐藤仁司氏)がレッズに健在ならこんなピントの呆けた文言は使わなかったのでは無いだろうか?このスローガンに違和感を覚えた人はきっとサポ歴が無駄に長くウザいタイプだろう。一見耳障りが良く格好いいスローガンだが今まで歩んできたレッズの歴史から少し外れている様な気がする。

俺は浦和のサポーター文化について語る時に絶対外せない人間はクラブ側の人間では佐藤仁司氏だと思う。スタジアムに通っている人間ならこの選出に異論は無いはずであろう。ミスターが関わって作り上げてきた浦和の文化を仮に正統派と呼ぶとすると、犬飼基昭氏が代表に就任して以来作ってきたものは新機軸であろう。

犬飼代表の豪腕っぷりには惚れる部分もある。新クラブハウスやアフターバー、綺麗になったボルテージなど。ただレッズランドは先を急ぎすぎている気がしないでもない。確かにあれだけの広大な土地を手に入れられる巡り合わせはもう無いかも知れないが、それを有効活用できるほど日本の社会は成熟してない。平日の昼にフットサルが出来るのは学生だけだろう。この先赤字必至なのではなかろうか?少し不安である。

ただ犬飼代表の豪腕にも苦言を呈したい事も多い。正当派が培ってきたもの、例えばユニフォームであるとか、サプライヤーが大盤振る舞いであるからと言って、鹿島と色違いのユニは如何なものだろうか?ミスターなら絶対そんなことはしなかった。収入は確かにプロクラブにとって一番大事なものであろう。でもアイデンティティと引き替えにするものだろうか?しっかり交渉してくれ。安ければいいとかそうゆうもんじゃねーだろ。だいたいナイキの担当者とか大原に全然顔出さないらしいじゃんかよ。そーゆーもんも含めて収入なんじゃねーの?他にも最終戦は必ずホームでやるとか、試合前に過度な演出はしないとか(リフティングショーとかいらねーし。あとスポンサー様には申し訳ないけど、メールでなんちゃらとか、あれどーよ)ほんと細かい事のようだけど、そういうさ、小さく積み上げてきたものを蔑ろにすると今まで育んできた文化はきっと壊れるよ。壊れたらまた作ればいーじゃんって、そんな簡単なもんじゃないし。例えばさ、J黎明期に各クラブがサポートソングみたいなのを挙って作ったじゃん。でも今もスタジアムで歌い継がれているのはレッズだけだろ。当時の流行に任せてポップな感じのものをレッズも作っちゃったりしたら、もうきっと歌われて無いだろう。そうではなく落ち着いた曲調のセイリングにしたからこそ今もマフラー掲げて歌われているんだから、スタジアムの雰囲気とかミスターが大切にしてきたものは新機軸に偏らず、もっと大切にして欲しい。

今年は最終戦後に流されるミスターが編集のシーズンをまとめたビデオがもう見られないんだな。もう編集する人がいないからってあのビデオそのものも無くしたりしたら、うーん・・・その時はブチ切れよう。

2006/02/10

TITLE:「 ビッグクラブ 

黒部の新入団会見に

>>本当にこのようなビッグクラブに来ることができたことをうれしく思う
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200601/at00007494.html

とあった。
浦和がビッグクラブへの道を進む事は正しい方向性なのだろう。そしてサポーターとしては当然それを望むべきであろう。が、これは俺の感傷でしかないのだが、浦和がビッグクラブになってしまうのに少し抵抗を感じるし、寂しくもある。

仙台がプロビンチャと呼ばれる事に嫉妬する自分がいる。俺の中の浦和のイメージはいつまで経っても、ビッグクラブであるヴェルディやマリノスに対するアンチテーゼとして存在する浦和レッズでしか無いのかも知れない。横浜や東京(当時は川崎だったが)のサポーターが沢山いる大都市のクラブに対抗する地方都市浦和、サポーターの数こそそれほどいないが熱狂度では上回る、そんなイメージである。多分、今でもファンの数はヴェルディ、マリノスの方がレッズより多いのではないだろうか?(昔からのファンで今でも隠れ読売ファンってーのをなめちゃいけない。彼らは俺達より先駆者であり、JSLを支えてきたのだから)。スタジアムに詰め掛けるサポーターの数こそ今では両チームを上回り、強さも備えてきた浦和だけど、いつまで経っても本当はプロビンチャであって欲しい。スタジアムに行けば名前は知らないけど知った顔ばかり、素性もわからない隣り合った奴と90分間の中で喜びも悲しみも分かち合える、そんな狭っ苦しい大宮サッカー場あたりで試合していた時代を懐かしむのは(いや、昔だけじゃなく今でもそうだよ。そうなんだけど、もう俺はそういう事を体感できる場所に立ってないからさ)きっと俺が歳をとったからだろう。

浦和にとって埼スタが出来たのは僥倖であろう。駒場が本当のホームであるのだろうけど、埼スタ無くしてビッグクラブへの道は歩めない。徐々にではあるが埼スタはその魔力を発揮してきている。埼スタがビッグクラブを支える気概を持った真の意味でのサポーターで満杯になった時、俺のようなオールドファンはスタに通う役目を終え、新たにパブでビールを飲みながら(飲めないけどさ)試合を見守る役目が与えられるのだろう。それが早く来て欲しい気持ちもあるし、永遠に来ないで欲しい気持ちもある。

と、そんな事を最近はよく考える。
とは別に参照元の記事の『大応援団』って記述はなんとかしろよ。質問者(多分清尾淳氏だと思われる)も多分こんな言葉使ってないはず。